止まらない咳外来 -急な強い咳から長引く咳まで診療しています—
- 風邪をひいてから咳が強く続く
- 夜になると咳が止まらない
- 咳が強く眠れない
- 咳止めを飲んでもよくならない
- 風邪は治ったのに咳だけ残る
- 3週間以上咳が続いている
▮急に強く出る咳(急性咳嗽)
- かぜ(上気道炎)
- 気管支炎
- 肺炎
- マイコプラズマ感染症
- RSウイルス感染症
- ヒトメタニューモウイルス感染症
- 百日咳菌感染症
▮長引く咳(遷延性咳嗽・慢性咳嗽)
- 咳喘息
- 気管支喘息
- 副鼻腔炎(後鼻漏)
- 胃食道逆流症(GERD)
- 感染後咳嗽
▮当院の「止まらない咳外来」の特徴
- 日本呼吸器学会専門医
- 日本アレルギー学会専門医
- 日本喘息学会専門医
- 環境因子を考慮した治療
- 季節に応じた薬剤調整
▮咳・ぜんそくの検査
- 呼吸機能検査
- 呼気NO検査
- 胸部レントゲン検査
- アレルギー検査
▮黄砂・PM2.5と咳・ぜんそく
- 細菌
- 真菌
- 大気汚染物質
▮咳がつらいときはご相談ください
- 夜眠れない
- 仕事や学校生活に支障が出る
- 体力を消耗する
黄砂と呼吸器疾患 ― 咳・喘息・息苦しさとの関係を正しく知る
はじめに
春になると、「黄砂が飛来しています」という気象情報を耳にすることが増えます。
洗濯物への影響だけでなく、咳が出る、息苦しい、喘息が悪化した気がするといった体調変化を感じる方も少なくありません。
黄砂は古くから観測されてきた自然現象ですが、近年では健康への影響が注目されるようになりました。その背景には、黄砂の量や頻度の増加に加え、大陸由来の大気汚染物質が黄砂とともに日本へ運ばれるようになったという変化があります。
黄砂とは何か
黄砂とは、中国大陸の砂漠や黄土地帯の土壌が強風によって舞い上がり、上空の風に乗って日本まで運ばれてくる現象です。日本に到達する黄砂の粒子は非常に細かく、肉眼では見えません。空がかすんだり、遠くが見えにくくなることで初めて気づくことが多い現象です。
黄砂と煙霧の違い
春先に空が白くかすむ現象には、黄砂と煙霧があります。黄砂は砂漠由来の土壌粒子が主体であり、煙霧は工場や自動車などから出た大気汚染物質が主体です。実際には黄砂に大気汚染物質が付着した状態で日本に飛来することも多く、見た目だけで原因を区別することは困難です。
なぜ呼吸器症状が悪化するのか
黄砂の粒子は非常に小さく、鼻や喉だけでなく気管支や肺の奥まで到達します。また、黄砂の表面には様々な大気汚染物質が付着していることがあり、これらが気道に炎症を起こしやすくなります。
影響を受けやすい人
喘息のある方、COPDのある方、アレルギー性鼻炎のある方、高齢者、小児では特に注意が必要です。これまでの研究から、成人喘息の増悪や小児の呼吸機能低下、病欠の増加が報告されています。
日常生活でできる対策
黄砂情報を確認し、外出時はマスクを着用しましょう。帰宅後はうがい・手洗い・洗顔を行い、衣類についた粒子を室内に持ち込まないようにしましょう。持病のある方は、症状が悪化する前に医療機関へ相談してください。
おわりに
黄砂は避けることのできない自然現象ですが、正しく知り、適切に対応することで健康への影響は軽減できます。当院では、黄砂や大気汚染が呼吸器に与える影響について、診療と研究の両面から長年取り組んできました。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。


